スローなトラベルにしてくれ
総務のしばさかです。
更新おそくなりすみません。
さて、みなさん、
「大回り」ってご存知ですか?
知ってる人はなかなかの鉄ちゃん、鉄子さんなんじゃないでしょうか?
「大回り」ってのはJRの大阪近郊区間の運賃の特例で、
目的地の駅まで遠回りして行く行為です。
我が社の鉄ちゃん第一人者、H課長は当然の如く知っておられました。
さすがです!
例えば、JRだけで天満から大阪へ行く場合、普通は内回りでひと駅ですが、
逆に天王寺からぐるっと回って外回りで大阪まで行っても
運賃は同じ120円でOKというもの。
この制度のミソは、同じ駅、同じルートを重複するのはNG。
それとあくまで大阪近郊区間内で1日の内に乗車し降車する事に限ります。
さっきの天満→大阪だと、内回りで大阪を一旦過ぎてしまうと、引き返すか、
もう一周して同じルートを重複しないとダメなのでNG。
大阪近郊区間なら、環状線逆回りどころかもっと広い範囲でルートでも
適用OKとの事で、以前にこれを使ってちょっと1日潰してみました。
スタートは京都、GOALはひと駅隣の東福寺で運賃は140円。
ルート設定のコンセプトは「のどかな風景が楽しめる」
普通だとJR奈良線でひと駅なんですが、駅弁買って東海道線~湖西線で琵琶湖の
西を通って琵琶湖の最北端、近江塩津へ。
そこから同じルートで逆に戻ってはいけないので、北陸本線~東海道線を使って
米原経由で京都方面へ。
京都まで行ってしまうと元に戻ってしまいNGなので、草津で草津線に乗り換えて、
三重県の柘植へ。
そこから東は適用除外区間になので、関西本線で奈良方面へ向かい木津まで行き
奈良線で京都へ向かい、GOALの東福寺!
ちょうど東福寺で紅葉のライトアップをやっていたので、それを見物して、
東福寺からは京阪電車があるのでそれで自宅の枚方へ帰宅。
朝10時頃に出て、東福寺には夕方6時頃に到着しました。
途中、何度か検札に来たけれど、京都→140円の切符みただけで「大回りですね」の一言。
当たり前ですが、車掌さんもちゃんと心得てられるようです。
ローコストの列車旅行といえば青春18きっぷによる1日周遊が有名ですが、
1区間運賃で列車だけの、のんびり1日過ごすスロートラベルもなかなかのものです。
電車に乗る事がイヤな人にはこのうえなく苦痛な旅ですが、列車旅行に旅情を感じる事
が出来る人はぜひチャレンジしてみては?
可能なルートを探す段階から楽しめます。
今年は奈良~和歌山の桜井線、和歌山線を使ったルートでチャレンジしてみようと思います!