-#春霞♭-
おはようございます。
桜が開花、自然は芽吹きの春ですが、森川さんと年齢が2回り違う(?エッ)私の頭の中は、ずっと春霞状態でして、今朝もそのなかで、お話しさせていただきます。
先週土曜日に、映画を観てきました。私の観るものは、シネコンではなく、いつも小さな映画館、そして、殆どがドキュメンタリーです。当日は、監督のトークも予定されていて、楽しみに早くに出かけました。が、みなさん思いは一緒のようですね、階下から階段に整理券待ちで、並ぶこと数十分、何とか着席です。
映画は、沖縄を題材にしたもので、石垣島のお祭りバーントゥ、アンガマ、豊年祭と、次から次へと目の前に再現されて、スクリーンから、たたき出されるような人間の情熱のほとばしりに、圧倒されました。それは、人が偉大な自然に生かされ、土と共に営んできた生命の爆発のようにも感じ取れました(岡本太郎さんみたくですね)。
この映画を観ながら、おぼろげに感じ取った事、それはまさに文化の違い、土に根ざした生活と、そうではない生活です、そして人間の“あはれ”。
先月、飯舘村で酪農をされていた方のお話を伺う機会がありました。彼は事故以後を振り返るように、言葉を選びながら、今の思いを搾り出すように話されました。話し掛けもさせて頂きましたが、何て言ったらいいのか、言葉が出ませんでした。罪悪感ですね、それと、長谷川さんが、人間を超越する自然に畏怖し、土と共に生き、そして素晴らしい自然の恵みに感謝し、その空気を吸って生きてきた人、その人の悔しさ、無念、徒労感、とても都会で暮らしている私には、想像できるものではありませんでした。沖縄も福島も全国、土と海の恩恵に感謝し、決して欲張らず、大自然に根ざしたつつましい生活、『物が溢れた豊さ』はないが、それが本来、心のゆたかな真の人間の生活ではないでしょうか、
福島では3月31日をもって、日本政府は東京電力福島第一原子力発電所事故で出した避難指示のうち、一部を解除し、県は避難指示区域外から避難された方々の住宅支援を打ち切りました。そして、避難した子供たちへの虐めのニュースを聞くにつけ心が痛みます。大人の責任ですね、極めつけは、大手新聞社の社説、「1ミリシーベルトを見直せ、」です。ばかやろう!!と言って、私は怒り心頭、幕引き状態です。
いつも取り留めの無い事にお付き合いただき、ありがとうございました。
開発部 中嶋 康夫