番外編 第1弾 inニューヨーク
ブログを御覧の皆様、明けましておめでとうございます。
本年もこの「ステンレスな風景」のコーナーをご覧頂いて、誠にありがとうございます。
このコーナーでは、ニッケルで有名なカナダのトロントの“ステンレスな風景”を中心にご紹介してきましが、今回はトロントから少し足を伸ばして、アメリカ合衆国のニューヨークの風景をご紹介します。
皆さんご存知の通り、ニューヨークは世界の経済、文化、ファッション、芸術などなど、様々なものが集まる世界で最も有名な都市のひとつです。ニューヨークにもたくさんのステンレスな風景が存在しますが、今回はマンハッタンで見かけた「ステンレスな風景」を少しだけ、ご紹介します。
(1)美術館において
ニューヨークには、世界でも有数の美術館が、たくさんあります。その中でも最も有名なのが、世界最大級の所蔵品を誇るメトロポリタン美術館(MET)や、近年リニューアルされたニューヨーク近代美術館(MOMA)じゃないでしょうか。
これら両美術館で発見したDavid Smith(1906-1965)のステンレス作品をご紹介します。
彼は、革新的で最も重要な、20世紀を代表するアメリカの彫刻家の一人です。
METに展示されている“Becca”は、彼の彫刻家生涯の晩年の作品として、その存在感を、訪れる人々に伝えています。現代美術品が並ぶコーナーの中心に、一際目立つ縦横約2.5mの作品。数個の幾何学的なパーツから伝わる、重厚な美しさと天に向かうエネルギー、どっしりとした中でも浮揚感が漂っていました。
(メトロポリタン美術館:http://www.metmuseum.org/toah/hd/abex/hod_1972.127.htm)
続いて、ニューヨーク近代美術館に移り、“Sentinel”と“Cubi X”という作品をご紹介します。
“Sentinel”は、直訳すると「番人、見張り番」。その名の通り、美術館の出口近くに、番人のように佇んでいました。“Cubi X”は、MOMAの中庭、建物横にひっそりと置かれており、正方形のひし形を中心として、その周りに手足を思わせる長方形の手足が並べられ、見る者の想像力を膨らませていました。
ちなみに“Cubi”はシリーズになっており、Cubi XIII (1963)、Cubi XVIII (1964)、Cubi XXI (1964)、Cubi XXVII (1965) 等の作品があるみたいです。
(ニューヨーク近代美術館:http://www.moma.org/)
彼の作品は、これらの美術館のほかに、グッゲンハイム美術館等にも多数貯蔵されているようです。
次回は、NYの街角で見かけたオブジェをレポートしたいと思います
現地取材:フクモリセンタ
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