能勢鋼材株式会社

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2007年02月21日

番外編 第2弾 inニューヨーク

(1)美術館において(前ブログにて紹介済みね)
(2)NYの街角で
前回のNY番外編の続きをご紹介します。今回は、NYの街角で見つけたステンレスのオブジェ。高層ビルの谷間や公園の傍を歩いているとステンレス製のオブジェがたくさんありました。
始めにご紹介するのは、セントラルパークの西側アッパーウエストサイド地区にある大きな地球儀の形をした作品です。Broadway.stなどが交差するColumcus circleというロータリーの北側、Trump International Hotel正面にそびえ立っています。Brandell Studiosというアート集団が作成した作品のようです。
この作品を見てふと思ったのは、マンハッタン島の東側に位置するクイーン地区にあるFlushing Meadow-Corona Parkのシンボルである、Unisphere(1964)という有名な地球儀型をしたオブジェ(http://en.wikipedia.org/wiki/Unisphere)に似ているなあと感じました。

続いてマンハッタン島の最南端ロウアーマンハッタン、ウォール街で有名なビジネス地区です。世界の経済の中心であり、高層ビルが立ち並び、これぞニューヨークといった雰囲気。下の写真は、ブルックリンから見たロウアーマンハッタンとウォールストリートです。

この金融街の高層ビルの谷間で見かけたのは、Yu Yu Yang(1926-97)作の「呦呦楊英風(1973)」とRudolph de Harak作の「Helix(1969)」という作品。前者は、大きな矩形の板から円柱が切り取られ、その二つが向かい合うように並べられており、その存在感の大きさに圧倒されました。後者は、薄く重なった板が螺旋状に積み重ねられており、その規則正しい螺旋が、まるで空に上っているような昂揚感を感じました。どちらの作品も、ウォール街で忙しく働くビジネスマン達やこの街並みにとても適合していたと思います。


続いてはロウアーミッドタウンの国連本部に場所を移します。イーストリバーを見下ろす大会議場横の広場では、Eila Hiltunen(1992-2003) 作の「Detail of the Sibelius Monument」があります。この作者はフィンランドの彫刻家で、この作品はフィンランドから国連へ1983年に寄贈されたものです。様々な表情を持つ空洞の円柱が何本も重なり、大きな塊となっています。ステンレスの表面もザラザラしたものから滑らかなものまで多種多様、この円柱は世界の国々を表現しているようでした。

前回と引き続き、今回もニューヨークで見かけたステンレス作品を、少数ですがご紹介しました。ニューヨークに行かれる方、目を凝らして街を見ると、意外とステンレスな作品に出会えますよ。
おまけとして、ソーホーを歩いているときに見かけたステンレスの写真も載せておきます。ソーホーはたくさんのギャラリーが立ち並び、若い芸術家の息吹が感じられます。
あと、ニューヨークで最も有名で皆が知っているステンレスといえば、ニューヨーカーの足である地下鉄じゃないでしょうか。映画でよく見る、塗装のされていないステンレス剥き出しの無機質な車体。これぞニューヨークという感じです。
次回は、またカナダトロントからステンレスな風景をお送りします。

現地取材:フクモリセンタ
 
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