「Mozart I」 in スタンフォード大学
今回は、カリフォルニア州、シリコンバレーの中心地、スタンフォード大学から、ステンレスな風景をお伝えします。
パロアルト近郊に広大な敷地を構えるスタンフォード大学。構内には、さまざまなステンレスな風景が点在していました。
今回のオブジェは、スタンフォード大学のシンボルの一つ、フーバータワーを通り抜け、ブックストア横に位置する、 1982年、Kenneth Snelson(ケネススネルソン)作、「Mozart I」です。
パイプ材と線材からなる「Mozart I」。ビミョーなバランスの上に成り立っていて、パイプが空中に浮いているような面白い姿をしています。
でも、しばらく眺めていると、不思議に、安定してるんですね。妙に安定感を感じました。
後で分かったんですが、このような構造はテンセングリティー(TENSEGRITY)と言われる立派な構造様式のようです。
圧縮部材と引張部材の微妙な力学バランスが保たれた構造で、その語源は、Tense(張力)とIntegrity(統合)の造語です。
テンセングリティーを提唱したのが、この作品の作者でもある、ケネススネルソンです。
芝の緑とステンレスの色はよく調和しますね。
緑といえば弊社のイメージカラーです。
芝と言えばゴルフ場を連想してしまいますが、タイガーウッズ、トムワトソンも、スタンフォード大学出身者。
ほんと、文武両道な、すばらしい大学でした。
日本では東京虎ノ門のJTビルで、ケネススネルソンの作品に出会えます。
現地取材 ノセヨシオ
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