2019年02月18日
肩のお話
日本には肩を比喩する言葉が沢山あります。
威勢よく歩く事は肩で風を切る、しんどい時などは肩で息をする、失敗を指摘されると肩をすぼめ
る、悪い事などをすると肩身をせまくする、責任を果たすと肩が軽くなる、仕事など物事が一段落す
ると肩の荷を下ろす、誰かの味方するのは肩を持つ、助けるのは肩を貸す、ひいきするのは肩入れを
する、落ち込むと肩を落とす、怒った時は肩を怒らす、人と対等の関係の時は肩を並べる、野球とか
での強肩、五十肩とかの肩こりなどなど。
只、アメリカでは強肩はストロングアームで強い腕と言うらしく、肩こりもスティフネック硬い首と
筋肉痛の一種と日本人以外では肩を比喩する言葉は使わないらしい。
日本人が何故、肩を比喩する言葉をよく使うのかと言うと、昔の日本人が神の宿る肩を意識して日本
語に影響を与えた結果、今でも無意識的に肩に関する日本語を使い続けているのかもと。
又、五十肩と言うのはその年代に起こる肩関節周囲の炎症の事ですが、五十肩と言う言い方は江戸時
代から言われたらしく、寿命が伸びている今では六十歳くらいで五十肩かなと。
開発営業部 中西