2007年03月7日
春の便り
みなさん、おはようございます。
ここ数年、暖冬傾向が続き、特に今年の冬は顕著で、寒さを感じた日は、無かったように思います。
先月中ごろには、犬の散歩中に、早くも沈丁花のかほりに、あたりを見回したものです。
春3月といえば、新しい季節の野菜もお目見えし、食卓に彩りをそえてくれます。
海からの便りといえば、やはり「いかなご」のくぎ煮は、私の大好物の一つで、熱いご飯と一緒に食べると何とも言えません。今年は、2月28日が解禁日だったそうですが、例年に無く不漁とのことです。
考えられる原因は2つ
①いかなごの産卵は、播磨灘で行われ、冬の季節風の西風によって海水と一緒に、大阪湾へ向かって 西から東へ移動するそうです。
今年は、冬型の気圧配置になる回数が少なく、西風が吹かなかった為、移動が出来ず、播磨灘にとど っまていたそうです。結果、稚魚が食べるプランクトンが、減少するのと同時に稚魚を食べる魚にとって も、格好の餌食となってしまいました。
②海水温が例年より2度ほど上がっており、普段見られない大型の魚の活動が、活発で
あったことが考えられます。
いずれにしても、温暖化の影響であろう現象が、海でも見られるようになってきています。今後、春の便りがとだえないよう私たち一人一人が大いに考えねばと思う「いかなご」の便りでした。
本社 営業部 中嶋康夫