2020年04月8日
笑顔
今から、5年ほど前になりますが、以前、「実習生の雇用どうですか?」と常務より提案をいただいておりました。しかしながら、日本人でもしっかり指導できていない私に外国人など指導できるはずがないと、敬遠しておりました。「一度、見学してみましょう」と滋賀県のある企業様に見学に伺い、担当の方と色々と話しを聞きながら、「工場で見てください」ということで案内され、○○君と担当者様が声をかけ、大きな声で「はい!」と返事して、小走りに私たちのところに来て、怪ししい日本語で「おはようございます!○○です。よろしくお願いします。」と元気の良い挨拶を頂きました。私たちからの質問にも慣れない日本語で答えていただきました。最後に「ありがとうございました。失礼します。」とまたまた怪しげな日本語で小走りに職場にもどっていきました。この時ですが彼は終始「笑顔」を絶やさず私たちに話しかけていました。この時、私は工場に今、欠けているものはこの「笑顔」言葉が通じなければ、身振り素振り、写真などを活用してやって見ようと決断して、今では13人の実習生が働いています。苦しい時こそ「笑顔」で接することの大事さを感じました。今コロナウイルスという非常事態に今まで以上に厳しくなることが想定されます。苦しい時こそ「笑顔で接する」そこに、笑顔があるから頑張れると思うのです。
上林義明