2020年10月4日
決算棚卸し
先週9/27(土)は当社の決算棚卸しでした。
皆さんお疲れさまでした。
ところで、この「決算棚卸し」の目的って何なんでしょうかね?
意外と答えらる人が少ないのではないでしょうか?
棚卸しによって決算時に残っている在庫数、金額を確定させるのですが、
残っているものの数を数える一番の目的は実は
「今年いくら使ったか?」
を計算し証明するためにあります。
「今年は100個売れたんだから、100個つかったのは当たり前じゃないか」
と思うでしょうが、返品になることもありますし、どこかに失くしてしまうこともあるかもわかりまりせん。
実際、つかった量の計算の仕方は以下のようになります。
前回の棚卸し=80個
1年間の仕入=100個
棚卸しの結果=60個
ならば 80+100-60=120個
で120個使ったことが証明されます。
会計上、実際に売れた数が110個でも、残った数からの計算がエビデンス=証拠として優先されます。
この個数に単価を入れて金額として計上します。
ですので、実際に売れた数とこの計算が合わないと
「ほんとに売れたの???」とか「ほんとはもっと売れてるんじゃないの???」
となるわけです。
「売上原価」という言葉を聞いたことあがあると思います。
我々鋼材販売業だと「売上原価」=「仕入の合計」と思うかもしれませんが、それだけではないのです。
おわかりいただけたでしょうか?
次は来年の3月末の中間棚卸です。
次回も宜しくお願いします。
総務統括グループ 柴坂仁志