日本の「地震」と「火山」
今回の東日本大震災では2万人以上の犠牲者や行方不明者の方が出ております。
その様な中で、日曜日には9日ぶりに80歳のおばさんと16歳のお孫さんが救出されました。まだまだ、希望を捨てないで1日も早い救出と復興をお祈りしたいと思います。
地震大国の日本ですが、地震だけではなく火山も沢山あります。
52年ぶりに宮崎県と鹿児島県の県境にある新燃岳が大噴火をしました。
若い方はご存知ないとは思いますが、この新燃岳は昔「007は二度死ぬ」のロケ地になった景勝地です。
「浜 美枝」さんが出た映画で、新燃岳の火口は神秘的なエメラルドグリーンの綺麗な池だったのです。
そしてその地下には秘密基地があるとの設定でした。
しかし、今ではその景色は一変しています。
この様な火山のことを活火山と言います。
日本には幾つの活火山があると思われますか?
実に108の活火山があるのです。偶然か除夜の鐘も108!
ここで質問ですが、「富士山」はどうでしょうか?
昔は「休火山」と習いましたね。
ところが、現在は「活火山」とされています。
江戸時代から噴火がなかったとのことでしたが、1979年に「死火山」と言われていた
岐阜県と長野県に跨る「御嶽山」が噴火しました。
そこで、気象庁が今までの定義を改めました。
過去1万年以内に噴火したのを「活火山」としたのです。
火山はどうして出来るのでしょうか?
地球の直径は約1万3000kmあります。
その中心にはコア「核」があり、鉄とニッケルで出来ていると推測されています。
これはステンレスの原料の塊ですね!
そしてその回りには岩石で出来たマントルがあります。
そしてその外側には大きな岩の塊のプレートがあります。
このプレートは海洋プレートと大陸プレートに区別されます。
そして海洋プレートの方が重いので、大陸プレートの下に潜り込んでいくのです。
この時大陸プレートが元に戻ろうとする時に地震が起こると考えられています。
今回の東日本大震災は正しくこの現象です。
火山はその時に溶けた岩と水等が混ざったものが「マグマ」になるのです。
そしてその「マグマ」が地上に出てきたのが「火山」になるのです。
では、日本には幾つのプレートがあると思われますか?
地球上のプレートの数は10数枚しか無いと考えられています。
その内の北アメリカ、太平洋、ユーラシア、フリピン海プレートの4つがあります。
ですから日本では火山や地震が多いと考えられています。
最後に少し柔らかい話をしたいと思います。
皆さんは富士山の名前の由来をご存知でしょうか?
色んな諸説は有ると思いますが、1つ面白い説をご披露したいと思います。
それは、平安時代に書かれた「竹取物語」に出てくる話です。
「かぐや姫」は月に帰る前に、沢山お皇子様が色んなプレゼントをして心を射止め何とか地球に残ってもらおうとしたのです。
しかし、「かぐや姫」は月に帰ってしまいました。
その時、一人の皇子様に「不老不死」の薬を残して帰りました。
その皇子様は「かぐや姫」が居ないのなら「不老不死」の薬を貰っても意味が無いと、山の上で燃やしてしまいました。
「不老不死」の薬だからいつまで燃やしても煙が絶えることが無い山、「不死の山」=「富士山」なんです。
当時は活発に煙が出ていたと推測されます。
そして今回社長のお知り合いの方が東日本大震災の支援物資を送って頂けるとの事です。
皆さんもメールや回覧で見て頂いておられると思いますが、少しでもお役に立てればと思います。
私も、今日、カイロやマスクを持ってきました。
一人で出来ることは知れていると思いますが、100人なら100倍になります。
皆さんも何か有りましたら、今週中にお願い致します。
取締役統括部長 木下