能勢鋼材株式会社

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2011年12月1日

<輝ける2000年>

 おはようございます。
 今年、日本へ帰化される事を発表されたドナルドキーンさんのエッセイの中で、冒頭に『私は昨年八十歳になった。子供の頃、78歳まで長生きしたら2000年という劃期的な年を見られると思い、それまで死なないと決心した。2000年を見たことは、見たが、正確にいって平凡な年だった。私にとって大事な年は、いくつもあった。』と読んで、そうだ私もそうだった、思わず感嘆符でした。私が小学5~6年生の頃だったとおもいます、担任の先生が授業の中で2000年の話をされました。『私(先生)は、チャンスが無いかも知れませんが、あなた方は必ず体験できるでしょう。そして素晴らしい祭典が行われる事でしょう。』この授業の時間は、今でも私の中に生きています。でも実際のところ何も起こらなかった、むしろ例年と比較してなんとも記憶に残らない年でした。
 最近その事を思い、何か変わった事は?と振り返ると、“そうだ梅干だ!!”ということにたどり着きました。
 子供の頃、母親が作った梅干は、すっぱく辛いもので、梅干を見るか想像するだけで、パブロフの犬よろしく唾液たらたらものでした。でも最近、梅干を食べても酸っぱさを感じない唾液も出ない。知らない間に我々の食生活が好む好まざると関係無しに変わって(或は、変えられて)きています。減塩指向により出来た甘い梅干は、調味料の入った梅干で添加物を含み、梅干本来の薬効性も無く日持ちもしないそうです。古来先人が編み出された効能を犠牲にしてまで売らんかな、考えさせられますね。
営業部  中嶋 康夫

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