漢字の読み方
検索大手のグーグルが、120人の一般の人にアンケートをしたところ、単語を検索する際に間違えて覚えたり、読めない漢字が沢山有ったと掲載されていました。
山田優が小栗旬との結婚会見で「何卒」を「なにそつ」と読み上げ、ネット上で話題になった事がありました。本来の読みは「なにとぞ」です。
今回のアンケートの質問に挙げられた熟語72個のなかで、誤答がゼロだったのは、たったひとつだけだったそうです。読み方が真っ向に分かれた熟語、人によって読み方がバラバラだった熟語、正答率は総じて高くはなかったとの事です。
正答率の高い漢字で意外と誤答がゼロだったのが、雰囲気。口語では「ふいんき」と言いながら、読みは「ふんいき」であることを120人が知っていました。
正答率が極めて低かったのは、他人事(=ひとごと)と、約定(=やくじょう)。回答者の読み方が真っ向に分かれていたことから、紛らわしさナンバーワンかもしれませんね!中でも、他人事は正答率20%という低さ。「たにんごと」と誤読する人が70人もいたそうです。約定は「やくてい」と答えた人が半数近くを占め、正答.誤答の数が拮抗していたとの事です。
同じく読み方がほぼ2通りに大別された、紛らわしい熟語群は、御用達(=ごようたし)を「ごようたつ」、漸次(=ぜんじ)を「ざんじ」、造詣(=ぞうけい)を「ぞうし」と誤答した人が、それぞれ25%もいました。ほかに、凡例(=はんれい、×ぼんれい)、言質(=げんち、×げんしつ)、乱高下(=らんこうげ、×らんこうか)、その他、間髪(かんぱつ)を入れず、釣果(ちょうか)、時化(しけ)
等々。……ここで初めて正しい読み方を知ったあなた。この特集、“他人事”じゃないでしょ?
木下